不愉快な気分になるので天気予報とラジオ体操くらいしかテレビを見ない最近の私ですが、天気予報を見たいのに嫌なニュースを
目にしてしまい、うんざりする毎日です。
なんでも次の選挙では自民党が第一党になるとかで、自民党の総裁選が次の首相候補になるとかで注目されているとか。
アホウじゃないですか？目先の感情で物事を判断するからそんなアホウな話になるんだとしか思えませんね。
原発が爆発することになった東電を始めとした怠惰な原発推進派が幅を利かせたのも、財政が無駄な公共事業の乱発で借金まみれになったのも、
年金制度がザルのような管理で破たん寸前なのも、国防がアメリカ頼みになったのも、すべて戦後の自民党政権時代に確立されたことでしょう。
自民党という政党は一度でも、それらのことを反省して国民に謝罪し、状況を改善しようとしたことがありましたか？
国の行方も、事務次官の言いなりで官吏の統率なんて望むべくもなく、政策の見直し、予算の絞り込みもなく、天下りも放置状態だったようでしたが？
民主党は、それらの自民党の作り出した酷い状況を（少しずつとはいえ）なんとか軌道修正しようとしているように私には思えますが、
今の世論は、まるで今の酷い社会状況は民主党が作り出したかのような話になってますね。ここのところが私にはサッパリわかりません。
安倍晋三？あの自らのプライドを守るためだけに全力を傾け、国民を自分流に管理することが大好きな男に“再チャレンジ”とは本気ですか？
石原伸晃？菅政権のときに長年の自民党の原子力政策を棚に上げて、国会で口汚い言葉で罵ったこの男が震災後の日本の総理候補ですって？
馬鹿も休み休み言ってくれますか。この国は大丈夫ですか？
石破さんなら、悪くはないです。とはいえ、私はしばらくは引き続き野田政権で東日本震災後の日本の復興をやってほしいです。
細野さんが原発対策を大切にしたいといって代表選を辞退されたことは筋が通っていて立派だと思います。
彼には、いつか首相の椅子が自然と回ってくる機会があるのではないでしょうか。
目先の揚げ足取りばかりをやって、「新しい」とか「かつては良かった」とかの期待値や美化された過去の記憶で物事を判断することが
果たして正しいのか非常に疑問です。
あれダメこれダメとコロコロ政権を入れ替えて、長期的な復興プランや成長プランなど実現可能な訳がありません。
橋下さんも安倍晋三に連携を求めた時点で私の中ではどうでもいい人になりました。
小泉純一郎のときにハッキリしましたが、「物事を壊せる」人は時局によっては必要ですが、「物事を壊せる人＝物事を組み立てられる人」ではない、
ということを、日本社会はすで確認済みだったのではありませんか。
巨大な権威と化したかつての自民党には、小泉純一郎のような壊し屋が必要でしたが、壊した後に新たな世界を作るには、
別の才能が必要でした。民の管理が大好きな橋下≒安倍体制での日本社会の作り直しは真っ平ご免こうむります。
